最近、株式会社Tasco(国営企業、交通インフラ建設専門)が運輸省にベトナム全国でのETCシステムの敷設プロジェクトを提案したことが分かった。提案内容によると投資額は総額1.48兆VND(約83.8億円)で、建設・所有権・運用までを全て投資家が持つBOO(Building - Owner-Operation)モデルでの契約をするとのことだ。
本プロジェクトは、交通インフラを近代化し、道路利用費を回収することでの交通インフラの発展に寄与、手動料金回収所での渋滞の解消、交通利用者の経費軽減、料金回収元の明確化、重量オーバーやサイズオーバー車の発見、関連政府機関が車のトラッフィク量やスピード等を管理できるようにするというものだ。

Tasco社のヴー・ワン・ラム(Vu Quan Lam)社長によれば、 全国にて100箇所以上にETCシステムを導入することで、料金回収の自動化だけでなく、重量計測等もできるので社会経済に大きく貢献できると説明する。

なお、本プロジェクトの計画では、フェーズ1(2015〜2016年)では、ホーチミン市の国道1号線からTay Nguyen省の国道14号線にこの自動料金回収システムを設置し、フェーズ2(2017〜2018年)では、その他全国の国道や高速道路に拡大する予定だ。