株式会社Amata(ドンナイ省アマタ工業団地管理会社)の代表の発表によると、5月25日午後に発生した、百人近くの工場員が病院に送られた毒ガス事件は工業団地内にあるAmanda社の冷房システムから漏れたアンモニアガス(NH3)によるものだと分かった。

事が発生したのは5月25日15:30、Amanda社ではアンモニアガス凝縮システムの設置作業を行っていた。

この設置作業中に作業員が冷却水供給バルブを停止させた為、管内の温度が上がりこれによって圧力が上昇したのでファンが自動的に動き出しアンモニアガスが外に排出されてしまった。
 

本アンモニアガスが外に漏れたちょうどう同じタイミングで強風が吹いた為、同工業団地に入っていた有限会社ASIA Garment Manufacture VNにガスが流れ、これを吸った工場員達が中毒状態になったのだ。


事件発覚後すぐにAmanda社はファンを停止させ、外への排気を止めたとのことで、株式会社アマタの代表の発表よると、毒ガスが外に漏れたのは3分間ですぐに対処されたとのことだ。
 

なお、ドンナイ省の病院に救急で運ばれた工場員達は5月26日には退院したとのことだ。

ソース:LAO DONG(2015年5月26日掲載記事)