現状、各キャリアが実施しているスパムSMS監視システムは約330万通ほどしか遮断できておらず、現実的な数量とはほど遠い。

Bkavグループの統計によれば、2015年後半6ヶ月においてのスパムSMS配信数は1,390万通あり、2014年同期間と比べて40万通ほど増えている。特に、祝日・テト(旧正月)期間などの休暇期間中は、携帯電話の利用ニーズが増える為、それに伴いスパムの配信数も急激に増えている。
この状況に対して、各キャリアが遮断できているのはわずか330万通しかないのだ。

また、Bkavグループの専門家によると、スパムSMSの主な配信元は、使い捨てSIM、OTT(無料SMS配信サービス)、デジタルコンテンツサービスからの配信の3種類だという。原因としては、配信にかかる費用に比べて期待できる利益が大きいことと、プリペイド型SIMの登録管理制度が徹底されていないことから多くの人がこれを悪用しているのだ。

なお、今年のテトに関して、情報通信省情報安全局局長のグェン・タィン・ハイ(Nguyen Thanh Hai)氏の報告によると、昨年のテトよりもスパムの配信数はかなり下がったとのこと。各キャリアで遮断できた配信元は約12万件で同期間に比べて4倍増えている。また、遮断間違いのクレームも来ていないとのこと。

2015年、各通信キャリアが遮断できたスパム配信元は約100万件近くに上り、違法SMSサービス番号を361件のサービスを停止、更に52件解約している。

更に情報通信省によると、現状のプリペイドSIMの管理はかなり困難な状況にあるという。というのも制度がかなりゆるい状態にあり、マーケットに既にアクティベートされているSIMがあふれている為、通信キャリア各社も手に負えない状態だとのことだ。
 
最近、情報通信省によって主催された関連会議では、5分間以内に送信できるSMS数を5通まで、1時間以内は20通まで、1日50通まで、プリペイドでも後払いと同じように契約書での登録義務を課すなどの具体的な提案も出されている。


ソース:VNEXPRESS(2016年2月21日掲載記事)