年始の集客の為、ホーチミン市にある会社やショプで、ノートPC、携帯電話が1,000VND~7,000VND(約5円~37円)で買える抽選イベントが催された。

一般的に年始は、ベトナム消費者の購買ニーズが下がる為、ホーチミン市にある多くのショップでは、お客さんが少ない。その為、集客をする為、多くの店舗では、ノートPCや携帯電話・金などが当たる抽選イベントが催されている。

5区にある某家電ショップのオーナーによると、テト休暇後かなり売れ行きが悪く、1日の購入数が10件にも満たないこともあるという。他の区でのショップも同様にお客さんが少ない状況だ。その為、集客する為この会社は何かしら購入してくれたお客さんに当選確率100%の抽選大会を催したという。

なお、家電量販店では、最大30%OFFセールなどを実施したが全く効果が無い状況だ。

チャン・フン・ダオ通りにある家電量販店の某スタッフによると、テト前の年末に多くのお客さんが売り切りセール品を沢山買った為、年始は購買力が落ち、ほとんどの人はもうセールオフに興味が無くなるとのことだ。更に、各ブランドも新モデルが出すタイミングでもないので旧モデルでは売りようがないという。

しかしながら、抽選イベントや購入した総額の9割をお年玉として差し引いてくれるなどのイベントはお客さんの心をつ
かんでいるようだ。ドライヤー、アイロン、電子ジャー等などが賞品対象となっている。

取材に応じた1区在住の消費者によると、そんなに購入したいわけではなかったが、この抽選イベントで賞品を当てる為に安い商品を購入して参加したという。

従来の割引キャンペーンをやらず、衝撃的な安値で販売し、実際に当選率を見せることで集客しているところもある。
例えば、5区のフンヴオン通りにある某テクノロジーサービス会社では、携帯電話が7,000VND(約34円)、ノートPCが1,000VND(約5円)を提供さらに、金を39枚プレゼントするキャンペーンを実施した。

このキャンペーンは全てFacebookで実施され、毎日1,000VND〜1万VND(約5円〜50円)の特別価格の商品が掲載される。参加したい人は当該Facebookページ上で自分の人民ID下3桁を書き込むだけだ。なお、当選仕組みは、毎日発表される北部宝くじの当選番号と先ほどの下3桁の番号と一致した人に特別価格の商品を買う権利がもらえるというものだ。

上記のキャンペーンを実施した会社代表のアィン氏によると、このキャンペーンで1日あたり約100〜200万人の参加者がいたという。というのも人民IDでの参加は比較的にお手軽だからだ。但し、人民ID下3桁が同じ人は沢山いるため、店舗に一番早く来た人が買えるという条件も付いている。

それから、同氏によると今回のキャンペーンの目的は、多くの人にお店にある商品を知ってもらう為だという。実際に、キャンペーンにかかるコストも大きいが、広告に使う費用とあまり変わらず、その上、お客さんとの直接的なつながりが得られやすいとのことだ。

1,000VND(約5円)のノートPCを購入できた9区に住むティンさんによると、年始から色んなキャンペーンに参加しているとのこと。同氏の経験によれば、年始はキャンペーンが多く、さらに魅力的な賞品が当選しやすい傾向にあるそうだ。なお、このキャンペーンは1ヶ月も実施され、毎日抽選なので当選確率が高いという。

一方では、この種類の新しいキャンペーンに対して疑いを持っている人達もいる。タンビン区に住む女性ハィンさんによると、以前にハノイに住んでいた時にこの種類の衝撃価格キャンペーンのことを知っていたという。

その時に1,000VND(約5円)で20万VND(1000円)の価値があるお鍋を買う時も行列に並んだが、並んでいる人が多すぎてお店が押し合いの大混雑になった為、お店の方からキャンペーン商品はもう無くなったという通知があったという。

ハィンさんは、今回のような人民ID下3桁が当選番号という抽選の仕組みについて、例えば下3桁が同じ人達が同時にお店に2〜3人到着した場合は主催者側はどうするのか、3人共買えるのかそれともまたそこで抽選するのかという疑問を投げかけた。



ソース:Zing News(2016年2月24日掲載記事)