この度、ホーチミン市人民委員会は、ホーチミン市エリアにおける2016年〜2021年期間における洪水リスク管理プロジェクトへの投資を承認したばかりだ。プロジェクト資本は総額4億USD(約430億円)にのぼり、World Bankグループに属するIRBD銀行(International Bank for Reconstruction and Development)から借入するとのことだ。
それから他にも3,700万USD(約40億円)の必要資金を別途調達する予定となっている。

なお、上記の資金は大規模インフラ整備などに使われる予定だ。例えば、タム・ルォン(Tham Luong)− ベン・カット(Ben Cat) − ヌック・レン(Nuoc Len)一帯の水質監視局の建設や、ヴァム・トゥアック(Vam Thuat)とヌック・レン合流式下水道の水溝管理装置、タム・ルォン − ベンカット − ヌック・レン沿いの堤防、ゴー・バップ区エリアのメイン下水道と排水システムの改修などだ。

他には、本プロジェクトでは、気象台を5箇所、気象レーダー1箇所、降水量計測所80箇所、水文測定局20箇所を建設し、気象予測レベルと洪水予報のレベル向上を図っている。また、洪水対策レベルを向上させる為に、洪水に関するあらゆるデータを保管する中央局も設立予定だ。

ホーチミン市はこれまで、数十兆VND(約千数百億円)にも上る費用をかけて洪水対策を行ってきたが、ホーチミン市人民委員会の説明によると、都市化、気象変動、資金不足などが原因で効果的な成果をあげていないという。
(最近
10年間でホーチミン市が洪水対策の為に投資した金額は約29兆VND(約1,450億円))
 
昨年8月には、首相からもホーチミン市は今後5年間で洪水軽減に注力し、確かな変化を見せるべき(特に中心地)だと指導されている。政府最高責任者は、ホーチミン市人民委員会に対し、洪水対策プロジェクトの早期実現の為の特例措置を適用することにも同意している。


ソース:VNEXPRESS(2016年5月11日掲載記事)