ベトナムニュース速報

ベトナム経済・ベトナム社会関連の現地ニュースをいち早く日本語に翻訳してベトナムに興味のある方に届けます。

2015年01月

1月22日掲載記事
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農業農村開発省より、1月21日から、アメリカからベトナムに輸入される全てのりんごは税関での保管または輸入業者の倉庫に保管され、検査合格証明書がないとマーケットに流通させない旨を告知した。

植物保護省の副局長Hoang Trung氏によれば、カリフォルニア州のBakerfieldにあるBidart Bros社から、アメリカから輸入されたりんごまた加工梱包済みのCaramelりんご製品がListeria monocytogenes菌に感染しているという報告を受け、現在全てのアメリカからのベトナムへの輸入りんごに対して検査を実施しているという。(なお、Listeria monocytogenes菌に感染したりんごを摂取すれば死に至る。)
 
2014年初めから現在までにアメリカからベトナムに輸入されたりんごは17,000トンで、輸入会社は全国で35社ある。
 
Trung氏によれば、アメリカからの報告を受けてすぐに各輸入会社に対し自主的に仕入れ元に関連りんごの輸入していないか確認をするように指示を出したという。
 
なお、現在アメリカからの輸入りんごの90%はWasinton D.Cからのものであり、消費者はそんなに心配する必要は無いとしつつも、念の為、アメリカからの輸入りんご全てに対して検査を実施することととしている。

また、現時点まで所植物保護省からまだ検査合格証の発行はされていない。

1月20日掲載記事
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その賢さと長年の物販経験、何よりも信用第一としているタイ人の活動は、ベトナムの流通業界で確実にその規模を拡大している。
ベトナムと取引のある数十もの国家の中で、タイは常にトップ10に入る国だ。タイからの商品は主に中流所得のユーザーを対象としており、ベトナムや中国製に比べて高い価格帯だが、大掛かりなキャンペーンをやったりしないで「質」で勝負しているのが特長だ。

あるタイ製プラスチック品を販売する店の店長によると、「タイ製品を使うのは主にオフィスワーカーや役員クラスです。最初、タイ製品を手にした顧客は高い価格に首をかしげるが、一度使ってみるとそのほとんどがリピーターにつながっている。なぜなら他の類似製品に比べて明らかに良質だからです。」だとのこと。

ここ数年で、ベトナムにおけるMade in Thailandの商品は上記のような優位性のおかげで拡大してきている。税関統計局によれば、タイからの家電や付属品は、ベトナムへの同分類品の輸入量で5割以上も占めている。中国製に比べて倍以上、更にマレーシア製に比べて4倍以上なのだ。

プラスチック製品の輸入も1.9億USD(約224.6億円)にのぼり、中国、日本、韓国に次ぐ4位の座を4年連続維持している。なお、熱帯地域の国としても、野菜・果物のベトナムへの輸出は1.4億USD(約165億円)にものぼり、中国のすぐ下に付いている。

その他の特徴して、タイ人はベトナムのパートナーに対して積極的な優遇措置をとっている。とある化粧品ブランドLannaの代理店の話によれば、例えば10の商品を輸入をして、そのうちの3種類も売れたら残りの7種類は、もっと売れやすい商品と無料交換してくれるという。これにより、仕入れ後の販売リスクをかなり下げてくれているのだ。
なお、市場開拓の為に15%以上の割引制度等もしてくれる。

貿易投資会社THTの販売マネージャーのLinh氏によると、2007年からタイ製品の卸を行っているが、タイ人はスーパーマーケットへの陳列を好むという。一般店舗での販売の場合は、あまりキャンペーン等のサービスを受けられないが、スーパーマーケットの場合には積極的に販促キャンペーン(1つ買ったらもう1つプレゼント、事後支払い等)を認めるという。

正式ルートでの輸入以外には、タイ製品はよくハンドキャリーでベトナム市場に入ってくる。主な商品は洋服と化粧品だ。とあるアパラレスショップオーナーによれば、年に3回以上はタイに仕入れに行っているという。タイの飛行機往復チケットは安いうえに、その商品は価格・品質の面でも日本や韓国やベトナム製品に対して競争力があるというのだ。
同様に他の多くのショップオーナーも、そのほとんどが最初はタイ旅行で土産品からスタートして、その良さに気づいて、仕入れ販売するようになったという。

VNEXPRESSの取材に答えてくれた、ハノイのスーパーマーケット協会会長Vu Vinh Phu氏によると、現在小売業の市場参入障壁はほとんど取り除かれており、特にベトナムのような製品の安全性が心配されるマーケットでは、タイ製品は良質なうえに価格が安いという点でかなりの優位性を持っているといえる。

一方で、Phu氏は、ベトナム企業自身ももっとがんばらなければならないという。特に食品についてはベトナム製を守らなくてはならないし、絶対にタイ製に負けてはならないと強く訴えた。
 
ソース:VNEXPRESS
http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/hang-thai-len-loi-vao-viet-nam-3135972.html
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1月18日掲載記事
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VNEXPRESSの取材に答えてくれたVietJetAirの担当者は、年内にに香港またはシンガポールでIPOすることを明かした。

また、Wall Street Journalの取材に答えたVietJetAirのCEOであるLuu Duc Khanh氏は今回のIPOで8億USD(約937億円)の調達をしたいと伝えている。
なお、現段階では、IPOする時期も市場明かしていないが、以前にBloombergの取材に答えた際には、会社が利益が出てからIPOする計画だとし、香港かシンガポールの市場を検討していると話していた。

IPOで調達した資本は新しい飛行機の購入にあてる計画だ。現在所有しているのはAirbus A320が20機で、ヨーロッパのメーカーとの契約内容では、今後毎年6から10機ずつ増やし合計で63機を購入する計画だ。なお、総費用は約60億USD(約7032億円)にのぼる。
VietJetAir航空は現在、ベトナム国内13箇所と国外5箇所のフライトを運行しており、今年中には中国・日本・台湾に国際便を拡大させる予定がある。

一方で、現在のアジア地域では多くの航空会社のIPOをかいまみれることができる。例えば、2014年10月にはBangkok AirwaysがIPOを実施して約4.02億USD(約471億円)を調達。また、2014年11月には、ベトナム航空がIP枠内の3.48%株式を売却し5千2百万USD(約61億円)を調達した。その他には、Indonesia Air Asia, Lion AirなどもIPOを計画中だ。

今後もアジア地域は航空業界にとって引き続きホットな市場であることは間違いないだろう。最近5年間での飛行機の利用客数は10億人を超え、3分の2以上の成長を見せており、BoeingやAirbusの大手飛行機メーカーにとって、アジア地域の航空会社は超お得意様だと言えよう。

1月19日掲載記事
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「問題のあるレストラン」というドラマで、演じている女優が大勢の前で服を脱いで謝罪するシーンが問題になっている。

(※「問題のあるレストラン」とはフジテレビで今年1月15日から放映されているドラマで、第1話で演じる菊池亜希子が服を脱ぐシーンは多くの視聴者にショックを与えた)

問題のシーンでは、女性社員が仕事のミスで会議室に呼ばれ、20人もの男性の前で服を脱いで謝罪させられ、更に会議室を全裸で一周するという侮辱を受けた。

日本でもこのシーンについては多くの議論が出ており、大半の意見ではショックを招く為だけの演出だとされている。また、その演出の詳細についても安物のB級映画を思わせるものだと言われている。

1月15日掲載記事

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国家財政監視委員会会長によると、2015年の今年はベトナムの各種金融機関にとって大事な一歩になるとし、脆弱な組織はどんどん吸収合併されるであろうと話した。


2015年の重要任務の一つとして、首相から各金融機関に対して不良債権を3%未満に落とす為に信用力の低い組織に対して対策をとるよう通達が出された。

本件対して、国家財政監視委員会会長であるVu Viet Ngoan氏はメディアのインタビューに応えてくれた。


■2014年にはこのような銀行M&Aについて特に話題になっていなかったのですが、どうして今年になってこのような話が持ち上がっているのでしょうか?

再構築のプロセスはすごく困難で苦悩も伴いますが、唯一残された道はこれしかないのです。しかし、現在すでにベースとなるモデルがありますので、2015年は比較的うまく実現できると思っています。2015年の銀行業界はM&Aの嵐になるでしょう。


■確か、以前は海外からの資本参加、構造再構築を期待していたと聞いていますが、未だにそのような事案が無いようですが、これについてどのようにお考えでしょうか?

正直、構造再構築については国内でできると考えています。ただ、不良債権の処理には外資が必要でしょうと考えています。

ベトナムの銀行にも特性があり、それぞれの文化にあった筋道が必要だと思います。強い銀行は弱い銀行を助けたりすることができるのです。1990~2000年の間に我々はそのことを学びました。その際には10の銀行がその要領で処理することができ、海外からも高い評価を得ています。


■強い銀行が弱い銀行を助けることができるということですが、銀行同士はどのようにしてお互いを見つけ合うことができるのでしょうか?

現状の政策では、銀行同士がお互いのことを調べて勝手に合弁したりするというのは認めていません。その為、政策のサポートによって、各銀行を結びつけ健全な市場と銀行のシステムを構築することができると思います。

我々は、様々な方法とツールを適用し、弱い組織の問題を処理するべきであり、国家の為に各銀行もそれに従う必要があります。他の国は銀行を倒産させることができても、ベトナムでは合併という方法で問題解決することを選びます。


■それでは、合併時に銀行同士のクロス所有権の問題がどのように解決されると考えていますか?

合併によって、銀行システムにおけるクロス所有権の問題を全て解決することはできません。この問題は銀行と企業の関係にも関わっており、銀行同士だけの問題ではありません。


■2015年の銀行金融市場についてどのように評価していますか?

2015年は金融市場の構造再構築の大事な一歩になると考えています。2013年~2014年にかけては弱点の克服、破産の阻止を行ってきたので、2015年は健全な市場づくりの為の市場開拓であり、2016年に新しい成長ができるようにする為の段階的な準備になります。
 

不良債権の問題は政府にとって一番の課題で、3%未満に落とすことを政策目標としています。特に企業の管理、リスク管理、各信用機関に国際標準を適用し情報を明らかにすることに努めるべきだと考えています。


なお、2016年はベトナムは新たなステージに向かいます。我々としては、ベトナム経済を早く成長軌道に乗せないと中所得層のトラップから逃れるのは難しいと考えており、その為にも金融機関は非常に大事な役割を担っていると考えています。

ソース:VNEXPRESS
http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/ebank/ngan-hang/ong-vu-viet-ngoan-m-amp-a-ngan-hang-se-bung-no-trong-nam-2015-3134144.html
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