ベトナムニュース速報

ベトナム経済・ベトナム社会関連の現地ニュースをいち早く日本語に翻訳してベトナムに興味のある方に届けます。

2015年03月


ここ最近、ハノイで欧米人の物売りのおじさんが出現し話題になっている。

■小学校で木製人形売り
この欧米人のおじさんはいつも夕方頃に小学校等の前に乗っている中古バイクを止め、後ろに飾ってある木製人形を下校中の子供たちに勧めているのだ。

このおじさんを見ると子供達はすぐに彼を囲んで「Hello」や「Hi」や、「シンチャオ」と声をかけている。おじさんのベトナム語はかなり上手で、単語は少ないが子供達とコミュニケーションするには十分だった。

ある子供に話を聞くと「そのおじさんはよく笑うんだ、僕も友達もあのおじさんの木製人形が大好きだよ。」と答えてくれた。また、その子のお母さんも「あのおじさんは時々見かけるんだけど、手作りの人形だから中国製とおもちゃと違って安心しているわ。」と答えてくれた。


■実は、旧市街の有名人
この欧米おじさんは最近、多くの人に目撃されており、なぜ外国の人がベトナムで物売りをやっているんだと不思議がられている。

取材したところ、おじさんからは「物売りをやっているけど、実はなんでもやってるんだよ。どの職業から聞きたい?」と返ってきた。聞いてみたら、実はハノイの旧市街で洋服店を営んでいて、わりと有名なおじさんだったことが判明した。

おじさんの名はDavid Cohenで、1972年生まれのフランスのCanes出身。以前はパリのデパートのマーケティング担当をやっていたが、2008年にベトナムに初めて来た際にベトナムに定住し自分の色んなアイデアをビジネスにしたいと思ったという。その理由はベトナム女性が可愛いからだとのことだが、真面目に聞くとベトナムマーケットは非常にポテンシャルが高く、特に彼のような外国人にはチャンスがあるとのことだ。

現在、彼はベトナム人女性と結婚し、その間に出来た現在2歳になる子供もいる。ベトナムに住んでから6年経った頃に洋服店をオープンすることに決め、特にナイトマーケットでは、彼の流暢なベトナム語とフランススタイルのスマイルが訪れるお客さん達にもひときわ目立っていた。


■フランス料理人もやっている
洋服店の他に、彼はフランス料理の料理人もやっており、ハノイで唯一フォアグラを扱える料理人でもある。David曰く、「フォアグラはフランスでは栄養食であり、プロテインを多く含み独特の香りでフランスの代表的な食材の一つなのですが、ベトナムではあまり知られていません。その為、この料理は今後ベトナムで発展する可能性があると思っているよ。」とのことだ。

このフォアグラ料理のアイデアをきっかけに、なんとDavidは、ハノイの北西にあるバービー(Ba Vi)郡でガチョウの飼育所を建設、ガチョウの他にもダチョウ、蜂蜜、うさぎ、豚、花なども作っている。Davidによると、フォアグラ1kgの売値が2百万VND(約11,300円)で、残りの部分はほとんどレストランに売っているとのこと。

もともとベトナムに住むと決めた当初には料理人になる計画は全く無かったのだという。ベトナムに住んでいるうちに、ベトナムにやってくる外国人が料理ビジネスを始めることが多いということが分かり、自身もともと若い頃に料理が好きだったということもあって、Davidは2012年にレストランを開くことを決心したのだった。


■造った手芸品が人気
ただ、一箇所だけにとどまるのが嫌だった彼は、その後次々と新しいビジネスアイデアを思いついては実践した。その中に木や竹、使われなくなったモノから手芸品を作るアイデアもあった。David曰く、「これらはリサイクル品だから、市場価値もあるがエコでもある」と自慢げに話をしてくれた。なお、彼の作った手芸品は、色彩豊かで価格もお手頃、現在複数のお土産店の他には、SofitelやMeliaなどの高級ホテルにも並んでいるほど人気がある。


■ベトナム人は勤勉だが、苦難は嫌う
その他に、Davidは印刷や写真撮影などもやっているが、一箇所にいるのが嫌な彼は時間さえあれば何かやっているという。週末には飼育所に戻り、平日の空き時間が少しでもあれば、小学校に人形売りに出かける。
 
なお、様々な職業を展開している彼の収入は1日約100万VND(約5600円)、睡眠時間は平均2時間で多くても3時間ほどだ。1日のほとんどは料理人、手芸品の仕事に追われ、残った時間は中古のバイクに乗って飼育所に行ったり人形売りをやっている。

Davidは続ける、

「多くの人は、古びた服を着て、中古バイクに乗り、田舎くさい電話を使っている私を見て、貧乏人だと思っているけど、実際に収入は一般人にも負けていないし、私は自分のできることを好きなことをやって稼いでいる。」

「ベトナム人は、よく外見で他人を評価する傾向にあるね。確かに勤勉ではあるけど、苦難を嫌がり見栄を気にすることが多く、ビジネスにおいて、それでは成功しにくいと僕は思っているよ。」

「ビジジネスで一番大事なこと創造力だよ。一本の竹があれば、ランプができるし、パイプ管に絵を彫れば魅力的なオボジェになる。何もないシャツにはなんらかの絵を印刷してあげれば良い。私のアイデアの源は、ベトナム人から来ていると思っているよ。特にベトナム人女性は大好きだね。可愛くて愛らしい。フランス女性にも似た何かを持っていて他の場所には無い特徴なんだ。だから、私の造る手芸品は、フランス人の観光客に人気があるんだ。近いうちに、ナイトマーケットで私の丹念こもった手芸品がもっと多く売れるように販売店を増やす計画だよ。」と語ってくれた。

ソース:ZING NEWS(2015年3月23日掲載記事)
http://news.zing.vn/Ong-Tay-ban-hang-rong-dung-dien-thoai-nha-que-o-Ha-Noi-post523312.html
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コメの輸出が日に日に困難になっているにも関わらず、実は、米製麺品のフーティウやフォー等が日本、アメリカ、フランスへの輸出が増加していた。

■今、米製麺が好まれている
Dong Thap省Sa Dec市にある、株式会社Bich Chi食品のファム・タン・ビン代表によれば、当社の2014年度の税引前利益は500億VND(約2.83億円)で、資本金よりも上回っているというのだ。ビン氏によれば、「多くの人はこのことを信じてくれませんが、この数値は既に公開しており、株主に配当金も出しています。全ては米製品のおかげです。」とのこと。

現在、Bich Chi社では、160種類以上の加工食品を生産している(フォー、フーティウ、ブン等)。
2014年度の生産量は2万トン以上で、そのうちの60%は輸出しており、残りは国内のスーパーマーケットに出荷しているとのことだ。

なお、当社の商品は、ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、その他ASEAN諸国に広く販売されている。

ビン氏によれば、「例えば、私達のフォー麺は日本で販売されて既に12年経ちますが、日本にあるベトナムレストランを訪れた際に私達のブランドのフォーが使われているのを見ると非常に嬉しく感じます。日本人はベトナムのフォーが好きですね。それから、フランスのパリでは、120店舗以上がベトナムから輸入したフォーを出しているお店があります。フランス人はフォー等の米で作られた麺類が大好きです。」とのことだ。


■イオングループ全店舗で販売予定
他には、同じくSa Dec市にある株式会社輸出Sa Gian社も、2015年3月頭に2週連続で日本から専門家が工場視察及び商品の検査に訪れている。彼らは、イオングループの日本を含む世界中の全店舗でベトナムからのフォーとブンを販売する計画だとのことだ。

なお、当社のマット・ビッツ・クァイ副代表によると、「日本の専門家の検査は完了しており、厳しい品質基準に合格したとのこと結果をいただいています。ただ、私達としては生産が追いつかないのではないかという不安はあります。というのも、日本向けの製品用にこれまでのマーケットで生産していた200〜400g/パックではなく、10〜50g/パックを要求されているからだ。しかしながら、輸出価格が大変好条件だったので、3月中旬から私達は要求された商品の輸出を開始しました。」とのことだ。


■米の輸出価格の4倍
Bich Chi社のビン氏によれば、米の輸出価格よりも米製品の方が価格が4倍とのこだ。例えば、輸出する米の価格は1万VND(約57円)/kgに対し、フォー麺の輸出価格は2USDで約4万4千VND(約249円)になる。
フォー麺1kgあたりに使われる原材料の米は1.1kgで国内仕入れ価格は当然ながら輸出より安い、あとは労働力や施設等々が加算されていくのだが、明らかに米製品を輸出した方が利益が高いとのこと。

これらから分かるように、アメリカ・日本・フランスなど品質基準の高い国でベトナムの製品が受け入れられているようになったことから、現在Bich Chi社とSa Gian社は積極的に商品の研究開発や新しい設備の導入を実施しており、生産量拡大を図っている。

Sa Dec市経済局のグェン・クォック・チャン(Nguyen Quoc Chanh)氏によれば、Sa Dec市での製粉で使われる米は約100トン、年間で農家から3.6万トンもの米を購入していることになる。「市としても、コメ製粉をメイン産業とし、投資や生産に関するセミナーなども開催しています。これによって、生産量の拡大、品質向上に活かせることができればと思っています。」と続けた。

ソース:TUOI TRE ONLINE(2015年3月21日掲載記事)
http://tuoitre.vn/tin/kinh-te/20150321/nhat-my-phap-mua-bun-gao-banh-pho-vn-lam-khong-xue/723419.html
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最新情報によると、モバイルキャリアBeelineカンボジアは、3月24日からViettelカンボジアが展開しているMetfoneに吸収されることが分かった。


■Beeline
2012年4月にVinpelCom(ロシア)社が合弁先GTel Mobile社(ベトナム)に全株式を売却したのと同時に、ベトナムから撤退。

■Viettel
Viettel(ベトナム軍隊傘下のモバイルキャリア)は、2014年の売上が197兆VND(約1兆1154億円)に達し、国営企業約1000社の全体売上に対して12%を占めており、利益はその23%にあたる。
 
海外での投資については、Viettel社は既にペルー及びカメルーンにも展開し始めたばかりで、現在世界で9カ国に対してサービスを提供している状況だ。なお、海外からの総売上は12億USD(約1450億円)で、2.78億USD(336億円)の利益を出している。

ソース:TUOITRE ONLINE(2015年3月20日掲載記事)
http://nhipsongso.tuoitre.vn/tin/20150320/mang-beeline-sap-nhap-viettel-tai-campuchia/723116.html
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Petrolimex(ベトナム石油公社)は、現在ガソリンスタンドにコンビニを設置することを計画中だ。

VNEXPRESSの取材に答えたPetrolimex副代表ファム・ドゥック・タン(Pham Duc Thang)氏によると、既存のガソリンスタンでの面積条件などがまだ整っていないため、コンビニの設置はまだPetrolimex Sai Gon地区の数カ所のみで、提供している商品もガソリン関連(オイル、保険、銀行業務)や洗車等にとどまっているという。

本格的にコンビニを運営するには現状見込みの収益が少なく、当社としてはまだ研究段階であると述べた。

さらに、タン氏は、昨年2014年12月にJX NOE(JX Nippon Oil and Energy)社と署名した戦略的提携の覚書が、今後正式な提携契約として手続きが完了すれば、このコンビニ計画も促進できると続け、コンビニの経営はサービスの拡大・売上増を目的としたものであることも念押しした。

Petrolimexの店舗は2000箇所以上ある為、コンビニビジネスには色々メリットがある。また今後株式会社化した際にあぶれる従業員をそこにあてることもできるという。しかしながら、コンビニ店員はガソリンスタンド店員と違い、外見や接客能力などの面で課題はあるとした。

なお、今後順調に進めば2015年中旬には、JX NOE社がPetrolimexと正式な戦略パートナーになり、増資も実現する予定だ。

ソース:VNEXPRESS(2015年3月20日掲載記事)
http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/petrolimex-tinh-mo-cua-hang-tien-loi-tai-cay-xang-3159952.html
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スターバックス、マクドナルド、ピザハット、ドミノピザ等々、各社9千万人のベトナムに対して自分のメニューに工夫を凝らしている。

■スターバックス

ベトナムに進出して2年経ったスターバックスが現在取り組んでいるのは現地向けの味づくりだ。その理由は、ベトナムの若者は濃いめのコーヒーを好む傾向にあり、スターバックスのコーヒーは薄いという意見が多いからだ。スターバックスはベトナム向けにこれまで当社の中で一番濃い味のアイスカフェをベトナム限定に提供することを決めた。


■マクドナルド

実は、マクドナルドもオープン当初からホーチミン市の人に好まれる味のハンバーガーを開発してきた。例えば、アメリカ牛のハンバーガーの他に、現地の人が慣れ親しんでいる味を出すため、ベトナム産の野菜と豚肉を使ったハンバーガーも提供している。


■ピザハット VS ドミノピザ
  

ベトナムの食マーケットは、多種多様な味が入り交じっている文化故、海外飲食各社は現地化に熱心だ。例えば、ピザハットが煮魚入りのピザを出せば、ドミノピザはSaigon Supremeという焼きライスペーパーのピザを出したりしている。

■KFC

ベトナムに進出して15年以上経つケンタッキーフライドチキン(KFC)は他のライバルに比べてかなりベトナムマーケットを熟知していると言えよう。当社は2010年に突然オフィスランチメニューとして35000VND(約200円)のご飯メニューの提供を開始した。本メニューは、白いご飯、サラダ、スープ、フライドチキンという組み合わせだ。

当時、KFCにはフライドチキンメニューしかなく、フード業界からはベトナムでそれだけを提供するのは難しいと評価されていた。しかし、上記のオフィスランチメニューを出したことが大当たりし、それまで子供ばかりの客層だったのに大人が加わった。現地化を開始して5年経つ今ではKFCはベトナム全国で130店舗にまで拡大している。


■ロッテリア
さらに、KFCに対して直接ライバルであるロッテリアはベトナム人向けの味作りにかなり力を入れていると言えよう。彼らは特にベトナムの女性や十代に好まれるベトナム味のメニューを多く提供している。



長年飲食ビジネスを経験してきたVietWash社代表のPhan Bao Lam氏によれば、ベトナムのように新しいものも好きだが伝統的な味に慣れ親しんでいる若い人が多いマーケットでは、海外の先進的なスタイルを維持しつつ、現地の趣向を熟知することが鍵だと語る。
ただ、現地化をやり過ぎてせっかくの海外スタイルが薄くなってしまうと、若い世代が多いベトナム消費者には飽きられやすいと注意も促した。

ソース:VNEXPRESS(2015年3月18日掲載記事)
http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/chien-luoc-viet-hoa-cua-cac-dai-gia-f-amp-b-ngoai-3158879.html
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