ベトナムニュース速報

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2016年03月


農業・農村開発省によると、家畜への使用禁止になっているSalbutamolが薬の製造用にのみ輸入が許可されていたということについて、実態はほとんどが薬の製造に使われていないとのことだ。

■ベトナム人がベトナム人を毒している

大きな利益が得られることから、ほとんどの企業が消費者の健康被害を気にせず、本禁止物質を輸入しても薬の製造に使わず、家畜農家に横流ししていた。

600万頭以上の豚が禁止物質を食べていた。

農業・農村開発省検査主任のグェン・ヴァン・ヴィエット(Nguyen Van Viet)氏によると、警察局環境犯罪(C49)課の報告資料によれば、2015年の1年間でSalbutamolを輸入したのは20社で総量9140キログラムになる。その内3トンほどは、各社の倉庫に保管されており、他6トンが市場に販売されているが、その内で規定通りに使用されているのはわずか10キログラムだけだったとのことだ。

「私達の調査で分かったのは、ほとんどの業者が豚を出荷する1ヶ月前頃にこの禁止物質を使っているという、この時期は豚が規準の重量に近くなっており、脂肪が多く生産され、餌の消費も激しい時期です。

また、この禁止物質を使うと、売る側も買う側も好むきれいな豚肉になるということも分かっています。

もし豚一匹100〜110キログラムを売りたい場合、この禁止物質が食べさせられるのは80キログラムぐらいの時期で、同様にもし、130キログラムで販売するなら、100〜110キログラムの頃に禁止物質を食べさせられているのです。

なお、1日あたりの消費量は3.3kgになるので、1ヶ月で100キログラムほどの禁止物質が入った餌を食べさせられていることになります。

それから、100トンあたりの餌にこの禁止物質は1キログラム使用されており、そこから計算すると6トンほど市場に出回っているので、60万トンもの豚の餌にこの禁止物質が入っていることになり、上記の1ヶ月あたり100キログラムから算出すると、600万匹に相当するとし、市場に出回っている2,800万匹の20%以上にもなるのです。

現在、この禁止物質の密輸ルート等については発見していませんが、少なくともほとんど正式なルートで薬の製造目的として輸入されていることは分かっています。」とヴィエットは続けた。
 
ドンナイ省家畜農家協会副会長であるファム・ドゥック・ビン(Pham Duc Binh)によると、この問題を中国のせいにしてはならないという。

その理由としては、中国でもこの物質の家畜への使用を禁止しており簡単には購入できないとのことだ。

「ベトナムに正式なルートで輸入されているだけではなく、この禁止物質は長年豚飼育に使われており、特に言いたいのは、この豚肉がほとんどベトナム国内で消費されていたということです。これは、明らかにベトナム人がベトナム人を毒しているのです。」とビン氏は話した。


■法律を色んな方法でかいくぐっている

販売業者によると、この禁止物質を食用した豚は国内でしか販売できないという。
というのもこの禁止物質が使われた豚のほとんどは、骨がもろくなっており、輸出などで運搬する過程で骨が折れてしまうからだ。また、海外では輸入品質検査が厳し為、禁止物質が見つかりやすいとのことだ。

更に中国を行き来している商人であるグェン・クォック・チュン氏によれば、「南方から中国との国境を肥えて豚を中国に輸送しようとしても、途中で多くの豚が死んでしまう」とのことだ。

今回のような事態を引き起こしている一番の原因は、農業・農村開発省と厚生省の連携・管理不足によるもので簡単に禁止物質が輸入できてしまったのであり、更に商売上の高い利益と軽い罰則が、これらの業者を止められなかった原因だ。

ドンナイ省家畜農家協会によると、これまでの状況を見ると、当局が禁止物質を発見できるのは非常に難しい状況だという。

というのもドンナイ省では、大きな規模の家畜牧場が2000箇所近くあり、更に数万もの小規模家畜農家も存在しているのにも関わらず、
関連当局の調査は年間に数回ほどしかなく、1回の調査で40〜50箇所しか実施しない為、これでは禁止物質の管理ができるわけないのだ。
 
また、上記のチュン氏によると、ほとんどの大きな家畜農家のオーナーは既に関連当局への対処方法を心得ており、出荷の10〜15日前になると、禁止物質の使用を止め、ビタミン剤や利尿薬等を食べさせ禁止物質の濃度を下げて検査を受けさせるという。その為、簡易検査機では基準値よりも下がっている為、当局の獣医には発見できないという。

更にもっと上手のオーナーもいて、彼らは簡易検査機を購入して予め自分達で検査しておき、陰性だったら出荷するというようなことも行っているとのことだ。

それから、ドンナイ省家畜農家協会副会長であるビン氏によると、この禁止物質が使われている豚は通常の禁止物質が使われていない豚よりもキログラムあたり2,000VND(約10円)高く売れるとのことで、このことが更に家畜農家の禁止物質利用を促進させている原因とのことだ。

現実として、多くの家畜農家はこの禁止物質を自主的に使っており、購入する業者も高い価格を提示して禁止物質の使用を推し進めているのだ。


■禁止物質:輸入価格150万VND(約7,600円)/キログラム、販売価格1500万VND(約7万6千円)/キログラム

Salbutamolは、ぜんそく治療用の薬の製造に使われる物質として厚生省に輸入を認められている。

しかしながら、当局の管理機能が低く、キロ単価150万VND(約7,600円)/で輸入できて、キロ単価1,500万VND(約7万6千円)で家畜農家に売れるという高い利益率に、多くの業者がこれを輸入しては家畜農家に販売。

ベトナム内分泌学会実行委員会委員のDr.チャン・バー・トアイ氏によると、これまでの研究で分かっているのは、ベトナムでぜんそくにかかる成人は4.1%しかおらず、薬の製造に必要なSalbutamolは10キログラムで充分だという。

それなのに、9トン以上ものSalbutamolが輸入されているのだ。

つまり、ほとんどのSalbutamolは家畜農家に販売されていることになる。

農業・農村開発検査主任のグェン・ヴァン・ヴィエット氏によると、今回の調査で禁止物質がほとんど正規のルートで輸入されていたことが分かったので、現在当局によって輸入した業者などの在庫を監視し、これ以上の市場への流出を防ぐことができるという。


■どのような健康被害があるのか

Beta-agonist成分グループであるSalbutamol、Clenbterol、Ractopamineをある一定の量を食べると、豚ははモモ・尻が肥えやすくなり、重量も増え、脂肪分が減って肉質が増えるという。

しかし、人がこれらの豚肉を食べると、SalbutamolやClenbuterolが体内に残り、時間の経過に連れて心臓血管に悪影響し、心拍数増加、血圧増加、身体の震え、消化不良などを引き起こし、悪いケースでは他の病気などを引き起こしたり、命に関わる事態にもなる。

世界中の国々では、既にこのbeta-agonist成分グループの家畜への使用を禁止しており、ベトナムも2002年から使用禁止物質リストに入っている。


ソース:TUOI TRE ONLINE(2016年3月22日掲載記事)


メコン川上流の水力が不足し、ここ90年で一番低い水位を記録。その影響で歴史上類を見ない塩水侵食によって数十万もの人々が真水不足に見舞われる事態となった。

3月7日朝、首相グェン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)とエリア内各省の農業分野の幹部達とのメコン川の塩水侵食防止・問題解決についての会議がカントー市で開かれた。

農業・農村開発大臣であるカオ・ドゥック・ファット(Cao Duc Phat)氏の報告によれば、2014年末からエルニーニョ現象がベトナムに影響し、土熱が上昇、雨量不足を招いた。このことが原因で干ばつ、塩水侵食を引き起きしており、農業や国民の生活に多大なる被害を与えているとのことだ。

現在、被害が一番大きかったのはメコン川エリアで何中部・高知・東南部が主に被害を受けている。今後の予想によると、エルニーニョは引続き2016年も影響し、ベトナムで一番長い被害期間になるであろうとのことだ。

ファット氏によれば、残りの乾季の期間中に、メコン川の土熱は従来の平均気温より0.5〜1.5度高く、最高気温が33〜37度にもなるという。雨季は遅れ、雨量は従来よりも30〜60%不足し、更には流水力も30〜50%落ちる見込みだ。


■歴史上類を見ない早期の塩水侵食

農業農村開発省の報告によると、2015年の雨季は開始が遅く、終了が早かった為、メコン川の上流からの流れが不足し、90年来で一番低い水位を記録したという。その影響で塩水の侵食が従来よりも約2ヶ月も早く出現し、今までの歴史で類を見ない早さだという。

3月6日時点までで、ヴァム・コ(Vam Co)川エリアの塩水濃度は最高を記録し8.1〜20.3g/リットルと、従来よりも5.9〜6.2g/リットル高い。濃度4g/リットル級での侵食範囲も、従来よりも10〜15km広い、90〜93kmを記録した。

ティエン(Tien)川、ハウ(Hau)川、カイ・ロン(Cai Lon)川にある西海沿岸などのエリアを見ると、最高濃度はそれぞれ、14.6〜31.5g/リットル、16.5〜20.5g/リットル、11〜23.8g/リットルを記録した。これらの濃度は従来よりも2.1〜6.4g/リットルも高く、濃度4g/リットル級の侵食範囲はそれぞれのエリアの45〜65kmを記録し、従来よりも5〜25km広いのだ。

なお、現時点までに塩水侵食被害を受けているのは、
西部の11省になる。
その内、ロンアン、ティエンザン、ベンチェ、チャヴィン、ソックチャン、バックリウ、キエンザン、カマウ、ハウザンの9省の被害が深刻で、ベンチェは特に水田の70%の面積が被害を受けている。他にキエンザン省とカマウ省は2015年末頃から被害を受け、85,000ヘクタールもの水田が被害にあっている。

農村農業開発大臣であるファット氏によれば、2015年末から現在にかけて、139,000ヘクタールもの水田が被害が受け、その内、86,000ヘクタールが70%の生産力減、43,000ヘクタールが30〜70%減、9,800ヘクタールが30%減などの被害が挙げられる。
他には、ベンチェ省では、ホテルや学校、病院などが真水不足に陥っているとのことだ。


■深刻な天災

上記のファット大臣は、今回の天災は西部に深刻な被害をもたらしていると述べ、全ての政府機関・各省・各都市が協力して、この干ばつと塩水侵食対策をしなければならないと訴えた。

特に塩水侵食は、カマウ、キエンザン、チャヴィン、ベンチェ、ハウザン、ロンアン、ティンザン、バックリウなどの河口や沿岸エリアにも影響しており、これらのエリアは水道水の供給を受けていなく、そのままの地表水を利用しているだけにかなり深刻だ。

現在、西部の155,000世帯約575,000人が水不足の被害にあっており、その内144,000世帯が水道水を受けていなく、11,000世帯が水道水を利用している。特に、ベンチェではチョラック(Cho Lac)の4社を除いた全てのエリアが塩水侵食被害を受けている状況だ。

今回の天災は、予め予測されており、2015年10月から政府はオンラインで各省との対策会議を開いていたという。
そして1ヶ月前に、首相承認により、各省地方への干ばつ塩水侵食への対策が指示された。その後に、それぞれの地方に対してどのような資金的な支援をするかも決議されるという。

現在、農業農村開発省は海外機関と連携し、灌漑工事、ワンガイ省からキエンザン省までの海の堤防の強化に関する調査を行い、2016年〜2020年までの目の前の対策計画と中期対策計画を出してそれぞれの実施優先順位を決めているところだという。


ソース:Zing News(2016年3月7日掲載記事)


TPP加盟によるベトナム小売業への影響が議題にのぼった際に、スーパーマーケット協会の会長であるヴ・ヴィン・フー(Vu Vinh Phu)氏からは、ベトナムブランドはもはや風前の灯火ではないかという質問が出たのだ。

産業貿易省多国間政策課のWTO局長のチャン・バー・クォン(Tran Ba Cuong)氏によれば、TPP加盟によってベトナム小売業は、外資大手からの激しい投資の波に巻き込まれるであろうとコメントしている。

タイの小売グループ達の大規模な侵攻は、ベトナム国内で比較的規模が大きくシェアを握っている小売企業をターゲットとしており、これまでの状況を見れば一目瞭然だ。

それに加え、ご近所のタイだけでなく、日本や韓国の有名大手企業も参入し、合弁・株式買取などの形でシェアを握ろうとしている。

クォン氏によると、ベトナムの小売業はポテンシャルが非常に高く、TPP加盟のおかげで外資小売業には次なる生きるマーケットとして見えるのだという。というのも
彼らは、確実にTPP加盟で決まった税優遇措置を利用し、ベトナムで合弁した小売企業に海外からの商品をどんどん持ち込めるからだという。
 
TPP加盟によって新たな投資の風が吹いてきたがそのマイナス効果にも懸念の色を隠せないのが先ほどのスーパーマーケット協会のフー会長だ。特に日本から来たイオンの市場参入が印象的だという。

マーケットシェアを握る為に、イオンは早々にベトナムにある複数のスーパーマーケットブランドの株式を買い取っている。例えば、FivimartやCitiMart等の株式が買われ、現在イオンが握っている株式は、CitiMartの49%、Fivimartが30%になる。

この侵攻についてフー氏は、TPP加盟でマーケットが本格的に開放された際には、国内の小売業が生き残る為には再編せざるを得ないであろうと述べた。

フー氏は、「再編とは自分自身を失い、ベトナムブランドを失うこととは違う」と続け、国外からの侵攻で、風前の灯火となったDa Lan、Phong Lanのようなブランドも例えに出した。

先ほどのクォン氏もフー氏の心配を補足するように「彼らも最初は、合弁したり、10%、20%、30%と買い取るが、もし、国内企業がそこから体制を刷新しノウハウを学ばなければ完全に買収されることになるであろう」と強調した。

この問題の責任は国内小売企業の肩に重くのしかかっているという。
これについてフー氏も、国内企業が自分自身で変わらなければ、完全買収される危険は常にあると賛同した。



ソース:Zing News(2016年3月4日掲載記事)

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Forbes誌(アメリカ)が、アジアの各分野から30歳未満の才能を紹介するAsia-Forbes 30Underにて、10種類の分野で総勢300名の若手事業家が紹介された。

彼らは、非常に革新的でそれらの分野のあり方を変える人物達であると評価されている。

このリストを作成する為に、中国・オーストラリア・インド・その他の国にいるForbesの記者達が調査を行い数千もの候補者をピックアップ。その後、これらの候補者から数百人に絞られ、最終的には30人の審査員によって選定されるというものだ。
対象となる分野は広く、スポーツ・娯楽・芸術・技術・ビジネス・金融・医療など多岐に渡る。

以下に、ベトナムから選出された事業家を紹介する。

1. ディン・ニャット・ナム(Dinh Nhat Nam)
(年齢:26歳)

ディン・ニャット・ナム氏はUrban Stationというカフェチェーンの創立者でベトナムの若者と達に人気があり、現在全国に38店舗を展開している。ナム氏は現在、新しい投資家達を迎え入れ、これから中国(カフェ需要が伸びている)にも進出する計画を立てているとのことで、更に、シンガポールからベトナムに高品質な飲料を輸入するプロジェクトも手がけているという。


2. ラム・ティ・トゥイ・ハ(Lam Thi Thuy Ha)
(年齢:29歳)

ハ氏(女性)は、3年前に家を売ってTriip.meというWebサイトを立ち上げ、今年、本サービスに念願の50万USDの投資が入ったばかりだ。


3. レ・ホアン・ウェン・ヴィ(Le Hoang Uyen Vy)
(年齢:28歳)

ヴィ氏(女性)は、ジョージタウン大学卒で、財務を専門としており、現在VinEcom(イーコマース)社の副代表を務めている。同社に入る前、彼女はかつて2009年にファッション関連サイトChon.vnというサイトの立ち上げとAiya(ベトナム街路フード店チェーン)というビジネスも立ち上げている。VinEcomでは、彼女は組織開発、人事、商品開発を担当しているという。


4. ルォン・ユイ・ホアイ(Lương Duy Hoai)
(年齢:27歳)

ベトナムのイーコマースマーケットで大きな穴が開いているのに気づいたホアイ氏は、2012年に”早く届ける”を意味するザオ・ハーン・ニャィン(Giao Hang Nhanh)社を仲間と共同で創設し、現在CEOを務めている。同社は、荷物の受取及び届けるサービスを提供しており、現在スタッフ数は1000名、多くの小さなオンラインショップと提携し、全国展開している。2014年末時点での取引量は平均1日1万件以上にも上る。



上記で紹介した以外の事業家では、マーケティング・宣伝・広告と医療分野で他にも多くのベトナム人が紹介されている。具体的には、シカゴ大学研究員のレ・フン・ヴィエット・バオ(Le Hung Viet Bao:29歳)、HELP International Cooperationという患者と医師をつなぐ組織の創設者であるタ・ミン・トゥアン(Ta Minh Tuan:27歳)、JVevermindという名でYoutubeで有名なチャン・ドゥック・ヴィエット(Tran Duc Viet:24歳)が紹介されている。


ソース:VNEXPRESS(2016年2月25日掲載記事)

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